【英語の聞き流し】効果あるの?ないの??「効果が全くなかった」 vs. 「効果絶大だった」聞き流しの内容を比較

英語学習

私は英語の聞き流しを熱心に行っていた時期が2回あります。

1回目の聞き流しはほとんど効果を感じず、2回目の時は大きな効果を実感しています。

その違いは何だったのか。

結論を先に言うと、聞き流しをする教材の「レベル・内容・回数」の違いです。

より具体的に言うと、聞き流しをする場合は「少し易しいレベルの教材、興味のある内容、何十回も繰り返す」がそろったときに効果がありました。

この3つがそろっていない聞き流しは私はほとんど効果を感じませんでした。逆にこの3つがそろったときの聞き流しの効果は絶大でした。

ということで本日は効果のあった聞き流しとなかった聞き流しについて書いていきたいと思います。

2つの聞き流し【比較表】

下記は、「効果のなかった聞き流し」と「効果のあった聞き流し」の内容を比較した表です。

効果なかった聞き流し効果のあった聞き流し
当時の年齢18-19歳27-29歳
当時の職業学生(英語科の短大生)派遣社員(事務職)
開始当時の英語力英検3級あたり英検2級
やっていた期間2年くらい3年くらい
1日当たりの時間1-2時間平均2時間くらい
教材英語のラジオ
大統領スピーチ
CNN など
中学・高校教科書
中級者向け英語学習雑誌
多聴多読マガジン など
教材のレベルすごく難しい易しい~ちょうどいい
繰り返しの回数1回~数回40~50回
効果ほとんど効果を感じなかった・半年くらいでリスニング力が大幅にアップした
・発音もなぜかよくなった
・単語力も(多少)ついた
・リーディング力も上がった
・英語を読むのが早くなった
・英語を英語のまま理解できるようになった

1回目の聞き流しをやっていたのは「英語科の学生時代」で、「若くて時間もあり英語に触れる環境もある」ということで一見こちらの方が有利に見えますが効果は感じませんでした。

短大の2年間で英検3級→2級にレベルアップしましたが、聞き流しの効果ではなく夏休みと春休みに行った短期留学(合計7週間)が一番大きかったと実感しています。

2つの聞き流しの【共通点】

下記2点については、1回目と2回目どちらの聞き流しでも共通していました。

  • 聞き流しているときの「集中度」はどちらもほぼ同じ(すごく集中して聞いているわけではなく、音楽を聴いてるくらいの感じ)
  • どちらも電車に乗っているときや歩いている時に主に聞き流していた

2つの聞き流しの【相違点】

下記3つが1回目と2回目の聞き流しで違っていた点です。

  • 聞き流すテキストのレベルの違い
  • 聞き流すテキストの内容に興味があるかどうか
  • 同じテキストを聞き流す回数の違い

それぞれ具体的に解説します。

1.聞き流すテキストのレベルの違い

効果なし聞き流しで使用していたテキスト(レベルが高すぎ)

下記が最初の「効果なかった聞き流し」の時に聞き流していた教材の例です。

  • 英語のラジオ(FMのチャンネルを回して英語だったら聞くみたいな感じで聞いていた)
  • 大統領のスピーチ(CD付、対訳付きの市販テキスト。当時はクリントン大統領だったかな)
  • CNNニュース(これもCD付の市販テキストだったと思う)

今聞いても難しいような内容のものを聞き流していたなと思います(今TOEIC970、当時英検3~2級の間)。

ほとんど全くわからないものを聞き流していました。テキスト付きのCDを聞いているときはたまにテキストを確認することもありましたが、知らない単語だらけで解らな過ぎてすぐに断念。

当時は「英語のシャワーを浴びていればいつの間にか聞き取れるようになるに違いない」となぜか勝手に思っていました。

短大に通っている間の2年間、通学中に(毎日ではないけど半分くらいの日は)聞き流しをしていましたが効果はほとんど実感せず。

難しすぎて、ただただBGMになっていたというか雑音として脳が処理していた?ように思います。

効果あり聞き流しで使用していたテキスト(レベルは易しい~ちょうどいい)

下記が最初の「効果があった聞き流し」の時に聞き流していた教材の例です。

  • 中学・高校教科書の内容から作成されたテキスト(「英会話ぜったい音読」シリーズ)
  • 中級者向け英語学習雑誌(「English Zone(現在は廃刊)」)
  • 多聴多読マガジン (さまざまな絵本や英語学習者むけ洋書を抜粋して載せている雑誌)

これらのテキストのレベルは「易しい~ちょうどいい」でした。

易しいレベルの英語なら聞き流すだけでもある程度理解できます。ある程度理解できる内容の中に知らない単語や表現がたまに入ってくると、前後の文脈から想像できる場合があり自然と単語力も(少しずつですが)つきました。

例えば、ヘレンケラーの自叙伝の抜粋が入ったテキストで

「健常者は目が見えたり耳が聞こえたりすることを”take it for granted“」

という文章がありました。(日本語で書いてあるところは聞き取れて意味が分かった部分、英語で書いてあるところは聞き取れたけど意味が解らなかった部分)

目が見えない、耳が聞こえない、しゃべれない、という3重苦を背負ったヘレンケラーの言葉です。これはたぶんほとんどの人が「take it for granted」の意味が想像できるのではないでしょうか。

そう、「当たり前と考える」という意味です。

辞書を引かずに聞き流しだけで意味が分かったたぶん初めての経験だったのでこれはとても印象に残っています。

そんな感じで聞き流しだけで単語力も多少増えていきました(ほんとに少しずつですが)。

2.聞き流すテキストの内容の違い

最初の聞き流し(効果がなかったほう)で聞いていたCDやラジオ番組の内容は、そんなに興味がないものでした。

ラジオなんかは適当にチャンネルを回して英語で放送してたらとりあえず聞くという感じ。

大統領スピーチやCNNも、一応自分で図書館で選んだ教材なのですが、「これを聞きたい・知りたい」というより「英語の教材としてなんかよさげかな」という基準で選んでいたように思います。

要は、「日本語でそのCDブック・ラジオを聞いたとき面白いと思うか。そもそもその内容は日本語でも興味を持って選んだかどうか。」と問われたら答えは「No」となる教材でした。

それに対して2回目の聞き流しの時はどういう内容なのか、面白そうかどうかも重視してテキストを選んでいました。

何回か聞いてみて「思ったより面白くないな」と感じたらすぐそのテキストはやめて、新しい教材に移ったりもしていました。

「聞き流す」と言ってもやはり興味のある内容だとより集中して、興味を持って聞く傾向にあり結果その効果も出やすかったように思います。

3.同じテキストを聞き流す回数の違い

同じテキストのCDを聞く回数(1周1回として)の違いは下記のとおりです。

  • 効果がなかったほうの聞き流し:1回~数回
  • 効果があったほうの聞き流し :40~50回くらい

効果がなかった方の聞き流しでは、同じテキストを複数回聞くことはあまりなかったと記憶しています。だいたい1回聞いたら終わりにしてました。

効果があった方の聞き流しの時は、同じCDを毎日通勤時に往復1回ずつで1日2回、それを平日ほぼ毎日、飽きるまでだいたい1ヶ月半くらい続けていました。なので同じテキストのCDをだいたい40~50回くらい聞いていた計算になります。

読めばほとんどわかる易しいテキストと言ってもリスニングとなると最初は聞き取りづらいところも多々ありました。それが何回も何回も聞いていると慣れてきてすっと聞き取れるようになり、

「聞ける<<<<<<<読める」

だったのが

「聞ける<<読める」

くらいにまでギャップが減っていきました。

聞き流しで実感した効果

2回目の聞き流しの時に実感した効果は下記のとおりです。

  • 半年くらいでリスニング力が大幅にアップした
  • 発音もなぜかよくなった
  • 単語力も(多少)ついた
  • リーディング力も上がった
  • 英語を読むのが早くなった
  • 英語を英語のまま理解できるようになった

本当にたくさんの効果を実感しています。

この「大量繰り返し聞き流し」で私の英語力の基礎の大部分を築いたと言っても過言ではないかもしれません。

実際に「どのように」「どれくらいの期間で」効果を感じたのかの詳しい内容も、いずれブログにあげたいと思ってます。

聞き流しにおすすめのテキスト

これから「聞き流し」をやってみたいという方がいましたら、おすすめのテキストをいくつかピックアップしましたので参考にしてみてください。

英語初級レベルの方(英検3~準2級くらい、TOEIC300-400点台くらい)

英語中級レベルの方 (英検2級、TOEIC500-650くらい)

英語中上級レベルの方 (TOEIC650-700点台くらい)

このレベルで本当は一番お勧めしたい「English Zone」という英語雑誌があったのですが、だいぶ前に廃刊になってしまいました。私が最も聞き流しの教材としてお世話になった思い出のテキストなのでほんとに残念です(T T)。

まとめ

この「大量に繰り返し聞き流す」という学習は、すごく楽なわりに大きな効果を実感した「労力対効果」の非常に高い方法でした。

  • 1つのテキストを繰り返し、40-50回聞く。
  • 次のテキストに換えて、また40-50回同じものを聞き流す。

この繰り返しを3年ほど続けていました。

1年で10冊程度として、3年で30冊。

1冊のテキストを40-50回聞き流していたので、30冊×40-50回 = 1200-1500回はテキストの聞き流しをしていた計算です。

こう見ると大変そうですが、全部「自分の興味のある内容で楽しいもの」しか選んでいないので全く苦ではありませんでした。

好きな音楽を毎日聞いたり、ちょっとおもしろそうだなと思ったテレビ番組を毎日見るような感覚に近かったです。「これは思っていたほどおもしろくないな」と感じたテキストはすぐにやめて違うテキストに乗り換えていました。

ラクで楽しい、効果もある。しかし、時間がかかります。

現在の学習方法で満足のいく効果を感じていて時間もあまりないというかたは、この「大量聞き流し」を試す必要はないかもしれませんが、

現在の学習方法であまり効果を感じていない、労力を使った学習をする気力・体力がない、何から英語学習を始めていいのかわからないという方には、やってみて絶対損のない学習方法だとおすすめします!

興味ある方はぜひ一度お試しあれ。

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